2021年8月24日、東京港区メトロ「白金高輪駅」で会社員男性(22歳)が顔面に硫酸をかけられるという事件が起こりました。
犯人と見られる男の名前は花森弘卓(はなもりひろたか)年齢は25歳。
そして事件発生から4日後の同月28日、犯行現場から離れた沖縄県で逮捕されました。
現在、犯行動機については「今は話したくない」と黙秘しています。
花森容疑者は、犯行に劇薬である硫酸を顔にかけるという特殊な方法を選びました。
相手に傷を負わせたいのなら、刃物を使うとか暴行するとかもっと簡単な方法があったはずです。
しかも、東京メトロ「白金高輪駅」は普段から利用者が多く、駅には防犯カメラがついているので逃げきれないことは確実なのは予想できたはず。
今回は、花森弘卓(はなもりひろたか)容疑者の犯行動機について考察していきます。
※あくまで個人の想像、考察です。事実とは異なります。
今回使用されたのはおそらく「濃硫酸」
硫酸には2種類あります。
- 希硫酸(硫酸の濃度が90%以下)
- 濃硫酸(硫酸の濃度が90%以上)
今回の犯行に使われたのはおそらく濃硫酸ではないか?
と考えられます。
希硫酸なら通販サイトで簡単に手に入りますが、希硫酸ではそんなに急激な反応が起きないようです(希硫酸でも危険)
【実験】硫酸に触ってしまうとどれだけヤバかわかる動画
この実験動画で使われた硫酸はおそらくこちら。
この硫酸のモル濃度は0.5mol/Lとなっていますが、濃硫酸のモル濃度は18mol/Lなので、濃度低いものだと瞬時にではなくジワジワ侵食していくようですね。
濃硫酸は薬局で手に入る
その店では濃硫酸は常備品らしく、所定用紙に住所氏名と用途とを記入するとすぐ出してくれます。身分証明書や捺印は求められません。
引用元:https://realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1463657264/
ドラッグストアのようなお店ではなく、薬品を取り扱っているような薬局に行けばすぐに手に入るようですね。
今回の犯人は大学生なので「実験で使う」とか何とか言えば不自然ではないでしょう。
濃硫酸は簡単に作れる
材料が手に入れば、1から作ることも可能のようです。
「濃硫酸 実験」「濃硫酸 作り方」などで検索すればあっさり出てきたため、材料さえ用意できれば専門知識がなくても簡単に作れそうですね。
ニュースから考察した「犯行動機」はこれだ
※全て個人の予想です
花森弘卓は、沖縄にある大学の留年生(25歳)
とあるサークルに所属している。
小太りな体格の彼は、優しく大人しい性格で先生や友人からも慕われていた。
同じサークルには3つ歳下の後輩がいる。
その後輩は花森氏とは真逆の性格で、社交的で活発な青年。
やんちゃな彼は花森氏に懐いていた。
しかし、時にそのやんちゃさは度が過ぎることがあり、花森氏に対し失言をすることもあった。
花森氏はその性格から言い返すこともなく、時には「後輩だから」と我慢していたが、それをいいことにイジリは日に日にエスカレートしていき、イジメのような扱いを受けることもあった。
特に容姿をイジるような発言は、その後輩の日常となっていた。
その態度を見た他の後輩たちも花森氏に見下したような態度を取るようになり、サークル内では完全に舐められるようになってしまった。屈辱的だ。
とうとう我慢の限界に達してしまった。
「容姿のことで子どものころからイジられてきた俺の気持ちがお前に分かるか。
関係ない奴からも笑いものにされ、お前のせいで俺の人生めちゃくちゃだ。
お前にも同じ気持ちを味わわせてやる。
俺だってキレると怖いんだ!」
幼少期からの記憶も蘇り、気分は最悪だ。
そこで花森氏は調べた。
殺さずに一生苦しませる方法。
それがアシッドアタックだ。
どうやら硫酸は簡単に手に入るらしい。
表向きは後輩思いの優しい先輩だから、後輩とはちょこちょこ連絡をとっており居場所は簡単に聞き出すことができた。
さあ、俺の力を思い知れ。
…父ちゃん、母ちゃん、ごめん。
死刑になったらすぐに会いに行くからな。
では、どうしてこのような犯行動機の考察になったのかを一つずつ解説していきます。
①「顔」に怪我を負わせたかった
花森容疑者は被害者の「顔」を狙っています。
ただ傷を負わせたいだけなら、刃物で後から襲いかかった方が手っ取り早いはずです。
花森容疑者は被害者の顔面が確実に崩れるような方法を考えた結果「硫酸」という手段を選んだのではないかと考えられます。
②一生消えない傷を負わせたかった
ナイフの切り傷なら患部を縫って傷を小さくすることはできますが、火傷で損傷した皮膚は例え移植したとしても完璧に元通りにはなりません。
恐怖の記憶と共に、一番目立つであろう「顔」にコンプレックスを植え付けたい理由があったのではないかと考えられます。
③顔面や容姿に関してイジられていたのではないか
非常に私ごとですが、顔に関して今まで幼少期からいろんなことを言わた経験があります。
生まれつきの容姿で変えられない部分をイジられると嫌な気持ちにしかなりませんよね。
違ったら非常に申し訳ないけど、
同じなら気持ちがわかります…
何回もしつこく言われるとその人のことが嫌いになるくらいです。
花森容疑者の顔は公開されていますが、ブサイクという印象は受けません。
しかし、おとなしそうな感じと体型が小太りな体型から、イジられやすい人間だったのではないかと想像できます。
一度や二度イジられるくらいなら「うるさいな」くらいですが、あまりにしつこかったのではないでしょうか?
それに相手は3歳も歳下。
歳下ということを加味しても我慢ができないくらいの怒りだったのでは…?
通常、人の怒りは2時間ほどで鎮まると言われていますから、それでも鎮まらないくらいの強い恨みを抱えていたのでしょう。
それほど継続的に嫌な思いをさせられていたということかもしれませんね。
④殺すまでは望んでなかった
彼が用意した硫酸は、小瓶に入るくらいの量。
そりゃそのまま飲んだら命を落とすかもしれませんが、かかるくらいでは致死量に至りません。
殺さずに一生苦しめたかったのでは。
⑤男女関係のもつれではなさそう
例えば花森容疑者と付き合っていた彼女が、被害者男性と浮気または乗り換えて付き合った場合。
怒りの矛先は被害者男性ではなく彼女の方に向くはずです。
ということで、犯行動機は男女関係のもつれではないことが考えられます。
⑥逃げるつもりはなかった
花森容疑者は犯行後、通っている大学のある沖縄に戻っています。
逃げたいのなら山奥に行くとかネットカフェを転々とするとかして、あえて自分に関係のある土地に戻らないでしょう。
よって、逃げるつもりはなかったと考えられます。
⑦両親が生きていたらきっと事件は起きなかった
花森容疑者の両親は既に他界しているようです。
衝動的ではない今回の犯行。
計画を練る上で、事件を起こした後周りの人間がどうなるかも予測できていたはずです。
もしここに両親が生きていたとしたら、
- 事件を起こすことによって悲しませることになる
- 「息子が事件を起こした」ということで一生肩身の狭い思いをさせることになる
- 親として、相手方に謝罪をしたり慰謝料を払ったりしなければならないかもしれない
- 裁判で長期的に苦しめることになる
たくさんのリスクが考えられます。
しかし、迷惑をかける両親はこの世にはいません。
自分一人さえ罪を償えばいいという現実が背中を押してしまったのかもしれませんね。
⑧悩みを打ち明ける友達がいなかったのでは
- 両親が他界している
- 特にバイトもしていない
ということで、身近な人間関係は同じ大学の人間しかいなかったのではないでしょうか。
性格的にも年齢的にも、悩みを相談できる人間がいなかったのかもしれませんね。
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以上を総合的に考えた結果、今回の考察に至りましたがあなたはどう考えますか?
犯行動機はまだ公開されていませんが、もし原因が被害者男性にあったとしても硫酸をかけていい理由にはなりません。
どうか被害者男性が無事回復すること、そして花森容疑者がきちんと罪を償うことを願います。
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