ペット不可物件でペットを無断で飼うとどなるの?
こんにちは、まっしろです。
一人暮らし、猫との同居歴10年以上になりました。
賃貸でペットを飼おうとすると家賃や初期費用が高くなってしまいますよね。
騒音やニオイに気をつけていればバレないのではないかと思う気持ちも分かりますが、内緒で飼うと後で大変なことになってしまうんです!
一時的に預かるのも同じことですので注意が必要です。
これから物件を探そうとしている、現在こっそり飼ってしまっている、という方は是非参考にしてみて下さいね。
では本記事スタート♪
ペット不可マンションでペットを飼うとこうなる
契約違反として損害賠償請求の対象になる
ペット不可マンションでペットを飼った場合の訴訟例
http://www.ami-inter.com/pet/pet4detail.html
入居する際の契約書に「約束を破ったら上乗せして請求しますよ」とある場合はもちろん請求されてしまいますが、同じマンションの住人や近隣の方から訴えられた場合、裁判の後多額の費用を請求される場合があります。
即退去命令
契約に違反している為、即刻退去を命じられる場合があります。
アレルギー持ちの住人への賠償責任
住人に何か重篤な健康被害が出た場合も賠償責任を負わされることになります。
住人の中にはアレルギーや小さい子どもがいるなどという理由で「ペット不可物件」を選んで入居している場合があります。
特にアレルギーの強い人は、直接動物に触れなくてもニオイや視覚からの刺激にも反応する場合があるので外に出していなくても健康被害を被る場合もあります。
信用を失う
不動産屋というのは横の繋がりがありますので何らかの「リスト」に載る可能性があります。
そうすると審査に落ちやすくなったり、物件の紹介すらしてもらえなくなったりする場合もあります。
ペットは健康であれば数年生きるので、引っ越す度にその問題が付いて回るようではいけませんよね。
ペット不可の理由を考えてみよう
鳴き声、音などの騒音問題
特に犬の場合は小型犬であっても鳴き声は響きますよね。
自分が部屋にいる時は抑えることができたとしても、外出中は抑えることができません。
走り回る音も同じです。
生活スタイルは十人十色で全員が朝型人間ではありませんので、特に隣人と生活スタイルが真反対だった場合、多大なストレスがかかってしまいます。
ニオイ問題
特に猫の排泄物はすごく臭います。
掃除をしてもニオイが取れず、普通のクリーニングでは取りきれないこともあります。
住んでいる本人は慣れてしまっているので気にならないかもしれませんが、飼っていない人からすれば獣臭や排泄臭は結構気になるものです。
壁紙や床などの傷の原因
ペットに靴下を履かせるわけにはいかないでしょうから、生活していると爪で床や壁が傷んでしまいます。
猫の場合、壁で爪とぎをしてしまうと壁紙だけでなくその下の素材もえぐれてしまうことがあります。そうなると壁紙を張り替えるだけでは回復できなくなってしまいます。
そうなると現状回復に時間と費用がかかり、大家さんが大変な思いをしてしまいます。
そのために「不可」としているということもあります。
壁保護シートで保護しておくと安心です。
動物アレルギーの人も住むことができる
アレルギーがあるから、赤ちゃんがいるから、など何らかの理由であえて「ペット不可」のマンションを選ぶ人もいます。
「ペット不可」というのは「ペット可」と同じように選択理由の一つでもあるということですね。
お金が払えればいいのでは?
契約違反や健康被害などで賠償金が発生した場合、お金を払わなければならなくなりますが、
払えるお金があるのならいいんじゃないの?
と思うかもしれませんが、残念ながらそう簡単にはいきません。
これまでは自分とペット意外の被害についてがメインでしたが、実は自分と愛するペットにも弊害が起きてきてしまうのです。
愛するペットと自分に起こる弊害
バレないようにする、ということは
・吠えたらその都度注意してやめさせなければならない
・走り回るのを制限する
・散歩が必要な場合、人の目に触れない時間帯を選んで外出しなければならない
このようなことを毎日気にする必要があります。
そうするうちにペットにストレスがかかり、
・攻撃的になる
・より鳴くようになる(ストレス発散)
・わざとトイレを間違える
・軟便などの体調不良
・ストレス過多による命の危険性
それは飼い主も同じで、ペットを隠すあまり生活習慣が乱れ、体調を崩してしまうこともあります。
これが、ペットがいる間ずっとと考えるとすごく大変ですよね。
近頃の賃貸は防犯カメラが付いているので外に出る時はカメラに映ってしまうので、住人に隠せても大家さんや管理人にはバレているというケースもありますね。
「ペット不可」の詳細をきいてみよう!
じゃあ、住みたい家がペット不可だったら諦めるしかないの?
可能性は高くありませんが条件次第でOKになる場合があります。
実際、私も「猫不可 小型犬のみ可」の物件で猫を飼う許可が降りたことがあります。
まずは仲介業者にペット不可の詳細を訊いてみましょう。
〇〇はダメだけど〇〇ならOKという場合がある
単に「ペット可」「ペット不可」
とだけ書いてある場合、その詳細を質問してみると、
「ペット不可というのは猫の場合であって、犬ならOK」(逆も然り)という場合があります。
猫はニオイ問題たや爪とぎをするということで、貸主がそれを防ぎたい為に「ペット不可」としている場合があります。
ですのでペットの内容によってはOKが出る場合や、早く入居者を決めたい大家さんの場合も融通を利かせてくれる場合があります。
「猫不可」が可能になった事例(実体験)
私の実体験のお話です。
「ペット可」の良さそうな物件を見つけました。
ちなみにペットは何ですか?
猫なのですが…
あ〜、こちらの物件は犬のみ可ということなんですよ。
そうですか。残念…
と諦めようとしたところ、
一応、大家の方に確認してみますね
そう言って下さったので確認してもらったところ、このような条件ならOKということでした。
<条件>
・去勢や爪切り、ワクチンなどの猫のケアをきちんと行っているか
・首輪はつけているか(脱走などの心配がないか)
・敷金分を焼却(返還なし)
これなら飼ってもいいですよ、と。
当時、年齢的にももうスプレー(おしっこをトイレ以外でする)や発情期独特の鳴き声もしなくなっていたので、
・猫を長年飼っていること
・落ち着いた成猫であること
・きちんとケアをしていること
を伝えると「OK」が出ました。
この時の大家さんは「ニオイ、爪とぎ」があるため猫をNGとしていたようでした。
直接ペットを見せる必要はありませんでしたが、そのマンションで初めての「猫」を飼育する住人となったようです。
その後、恐怖体験をすることとなりましたが…
このお話は長くなりそうなので、コラムとして別記事で載せています…↓
大事なペット。
ペットはただの動物ではなく家族でもありますよね。
「飼わない人」「飼う人」が気持ちよく住めるようにしていきたいものですね。
コメント