飼い猫がゲコゲコ言いながら吐いてるんだけど病気かな?
苦しそうだし心配…。
突然「ゲコッゲコッ」と苦しそうに吐く姿を見ると、驚いてしまいますよね。
こんにちは、まっしろです。一人暮らしで猫との同居歴が10年を超えました。
今回は気になる愛猫の「吐く行動」の原因と対処法についてのお話です。
本記事の内容
・なぜ「吐く」のか
・吐いた物別、その正体・原因・対処法
・危険な嘔吐の判断基準
この記事の信頼性
・猫と同居歴10年以上
・雄猫と雌猫両方を同時に飼育中
・子猫時代〜老猫(現在)までの猫の姿を見てきている
・さまざまな異変や病気に対処している
記事後半で我が家の猫が起こした「病的な嘔吐」についてのエピソードも記しているので同じような傾向が見られる場合は直ちに病院に連れて行くことをおすすめします。
では本記事スタート♪
Q、吐くのは病気?
A、病気ではない場合が多い
人間は生活をする上で「吐く」という行為はめったにしないので、猫が吐いている姿を見るとびっくりしてしまいますが、猫は元々「よく吐く生き物」です。
グルーミング(毛繕い)で体毛を飲み込んでしまったり、胃のキャパシティを超えて食べてしまったりすると吐き出すことがあります。
吐いた後ケロッとしているのなら特に心配はいりません。
吐くには「嘔吐」と「吐出」の2種類ある
嘔吐とは
一度胃の中に入った物を吐くこと。→ドロリと下に吐き出すのが特徴
「ゲコゲコ」と音を立てながら吐き出すのは嘔吐の場合が多いと言えますね。
原因は決まっていませんが、毛玉や食べ物が胃に入った時に何かしらの原因により吐き出します。
吐出とは
胃の中に入る前に吐き出すこと。→前に飛び出すような嘔吐が特徴
未消化の食べ物がそのまま出ている状態です。食道の潰瘍や運動機能の低下が原因であることがあるので、あまりに頻繁に吐出する場合は病院で診てもらいましょう。
吐いた物で判断する(正体・原因・対処法)
※これらは100%ではないので、心配な場合はお医者さんに診てもらうと安心です。
毛
正体:体毛
原因:グルーミング
対処:ブラッシングや入浴で毛をすくなどして抜け落ちて口に入る毛を軽減する。
グルーミングをする時に少しずつ胃の中に毛が溜まってしまうと吐き出すことがあります。
猫にとってはよくあることなので心配入りません。
黄色い液体
正体:胆汁
原因:お腹の空きすぎ
対処:食事の感覚を空けすぎない
人間でも二日酔いなどで胃が空っぽの時も関わらず嘔吐反射がある時に、苦く黄色い液が出てくることがありますね。
カロリーオーバーにならないように量を調節しながら食事間隔を調整していきましょう。
我が家の猫は朝方に起きて急に黄色い液体を吐くことがありましたがおやつなどで調整すると吐きにくくなりました。
起き抜けに布団の上で吐く場合があるのでベッドには防水シーツをかけています。
白い泡
正体:胃液
原因:お腹の空きすぎ
対処:食事の感覚を空けすぎない
胆汁と同じように胃液も吐くことがあります。この場合も食事の間隔を調整することで改善されます。
食後にキャットフードを吐く
正体:食べた物
原因:早食い、空きっ腹に急いで食べる
対処:量を調節したり、早食い防止の食器を使う
お腹が空きすぎた後に早食いすると食べた直後に吐いてしまうことがあります。これはドライフードでもちゅーるのような液体のフードでも同じで「吐出」の分類になります。
老猫の場合は食道の機能低下も考えられますので年齢にあったフード選びをすると良いですね。
茶色い物
正体:酸化した血液
原因:胃腸炎や胃潰瘍、消化管や内臓の腫瘍などからの出血
対処:病院へ
匂いを嗅いでみて血生臭かったり鉄っぽければ内臓から出血している可能性があります。血は本来赤いですが血管から流れ出る時に酸化するため変色が起こるのです。
これが頻繁に起こるようであったり、水も一緒に吐く場合は病気の可能性があります。
すぐに病院で診てもらいましょう。
血が混じっている
正体:口の中や食道からの出血
原因:歯からの出血、胃腸や肺などのトラブル、潰瘍の破裂
対処:病院へ
先ほどとは違い、鮮やかな赤色の血液が混じっている場合は体内に何かしらのトラブルが起きている可能性があります。
すぐに病院で診てもらいましょう。
異物が混じっている
正体:食べ物以外の何か
原因:糸くずや口に入ってしまう小さな異物を飲み込んでしまう
対処:口に入ってしまいそうな小さな物を猫の手の届くところに置かない。小さすぎるおもちゃを与えない。
床に落ちている糸くずやおもちゃなどで遊んでいるうちに飲み込んでしまう場合があります。
おもちゃを噛みちぎって破片が落ち、それを飲み込んでしまう可能性もあるので、壊れそうなおもちゃは気をつけて見ておきましょう。
危険な嘔吐
・吐いた物が赤い、茶色い
・頻繁に繰り返し吐く
・よくえずくが物は吐かない
これらの嘔吐は病的な要因が含まれている可能性があります。
このような様子が見られたら直ちに病院へ!
愛猫が下部尿路疾患で多量の水を吐いた話
我が家の愛猫(♂)はおしっこ問題(おそらくストルバイト結晶との診断)で3度通院そのうち2度入院しています。
それが起きたのは一番初めの時。その時は下部尿路疾患のことをよく知らず、「なんだか最近トイレから出てこないな〜」くらいに思っていたのですが、ある朝起きると床がなぜか水浸しになっていました。
おしっこかな?とも思いましたがおしっこにしては広範囲すぎる…と首を傾げていた次の瞬間、ゲコゲコと言い始め多量の水を吐いてしまったのです。
例えるなら、間違えて気管に入った水を一生懸命咳をして出している時のような感じ。
病院の先生によると、尿路が詰まってしまっておしっこが出ないので、水を飲んでも行き場がなくなって上から出てしまったのではないか。とのことでした。。
苦しかっただろうに気づいてやれなかったことをすごく後悔しました。
このように、食道や胃が原因ではないケースもあります。
Q、猫草ってどうなの?
A、どちらでも良い
与えた方が良いという訳ではないが好むなら与えても良いでしょう。
よく毛玉を吐く猫ちゃんにとっては効果的と言えますね。
我が家の猫にも与えたことはありますが、日頃から毛玉を吐かないので毛玉に関する効果は分かりませんでした。
食べる(飲み込む)こともしませんでしが、噛みちぎって遊んでいたのでそれはそれで楽しそうにしていたのでまた気が向けば与えてみようかなと思います。
ちなみに無印で紙袋に2回分入っている猫草が売っているのでお試しにおすすめです♪
他にも猫に関する記事を書いています♪
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