猫を飼ってみたいけどいくらかかるのか分からなくて心配…
こんにちは、まっしろです。一人暮らしで猫との同居歴が12年になりました。
さて、猫を飼うにはどのくらいの費用がかかるのか?気になりますよね。
エサとケージと、トイレくらいかな…?
いいえ!まだまだ必要な物はたくさんあります。
これから猫を飼おうと思っている方は是非参考にしてみてくださいね。
1匹あたり最低でもかかる初期費用
最低50000円くらい必要
- 去勢、避妊:10000円〜30000円(入院費込み)
- ワクチン:3000円〜7000円
- 餌:約1000円
- トイレ(容器、砂):約3000円
- 首輪:〜1000円
- 食器:100円〜3000円
- 猫用キャリー:〜5000円
初期費用の内訳7つ
①去勢、避妊
発情期を迎える前の生後半年くらいが目安
- オス=10000円〜
- メス=30000円〜
※オスは精巣の切除、メスは卵巣と子宮の摘出をするのでメスの方が高額になります。
完全室内飼いでも、必ず去勢・避妊が必須です。
もちろん手術となるので少なからずリスクもありますが猫を飼うためには必ず必要な手術になります。
去勢・避妊の注意点
手術後は太りやすくなる
生殖器を取ることによりホルモンバランスが崩れて太りやすくなります。
餌の種類や量に気をつけたり、室内でも体を動かせるような工夫をする必要があります。
手術のリスクがある
去勢・避妊は全身麻酔で行います。
人間も手術前の絶食や術後のケアが必要ですが、猫も同じように手術前の準備をする必要があります。
また、慣れない入院はやはり猫の心身の負担になるもの。
医師の指示をしっかり守り、万全の体勢で受けるようにしましょう。術後は容体をしっかり観察し、少しでも異変を感じたらすぐに病院へ行けるようにしておきましょう。
②ワクチン接種
感染症予防のため必要
完全室内飼いなのに、必要なの?
はい。必要です。
なぜかというと、猫は外出しないにしても飼い主が外から持ち帰る可能性があるからなのです。
ワクチン接種には2パターンある
- 3種(約3〜5000円)
- 5種(約5〜7000円)
完全室内飼いであれば3種で十分です。外にも出る可能性があるのなら5種を打ってもらいましょう。
初回のみ、一回目を打った後→その1ヶ月後に二回目の接種が必要で、その後は年に一度接種します。
③エサ
エサにもいろいろなタイプがあり、価格もピンキリです。
どんなゴハンがいいのか迷うな〜
エサを選ぶ時に分かりやすい目安は年齢です。
パッケージに「子猫用〜老猫用」や「〇〇才以上〜」など飼いてありますので、飼い主が厳選してあげましょう。
カリカリでも缶詰でも好きな方でよいですが、コスパがよいのはカリカリです。
下部尿路疾患予防でメジャーなフードは「ロイヤルカナン」。結晶の原因となるミネラル分が入っていません。
下部尿路疾患についてはこちらでも詳しくまとめています。
④トイレ(トイレ本体・猫砂)
トイレ本体いろいろ
浅型タイプ
スタンダードな猫トイレの形です。
<メリット>
- 子猫・老猫でも足の負担が少ない
- 場所をとらない
<デメリット>
- 砂が飛び散りやすい
- ニオイが分散しやすい
深型タイプ
底はそのまま、壁が高くなっているタイプ。
<メリット>
- 砂が飛び散りにくい
- 壁への飛び散りもガードしてくれる
<デメリット>
- 場所を取る
- ニオイが分散する
今うちで使っているトイレがこれです。ステップ付きで出入りも楽そうです。うんちの時はステップに足がかけられるのでこれまた便利。
ドームタイプ
完全にシャットアウトできるタイプもあります。
<メリット>
- ニオイ・猫砂が飛び散らない
- 来客時にトイレの中が見えない
- 排泄物やニオイが気にならないのでリビングにも置ける
<デメリット>
- 場所を取る
- 排泄物に気づきにくい
- ニオイがこもる(猫目線)
上から入るタイプ。
完全シャットアウトのトイレ。
猫砂にもいろいろある
鉱物タイプ
石や砂を原料とした砂です。昔からあるタイプの砂で、デオドラント効果のある粒が混ぜてあったりします。
<メリット>
- 安価でコスパもよい
- しっかり固まる
- 重いので飛び散りにくい
<デメリット>
- 重い
- トイレに流せない
- 燃えるゴミで出せない地域もある(分別が大変)
- 粒が小さいので猫の口に入ると危険
ドラッグストアでもよく見かけるのがこちらの砂です。デオドラント効果あり。
紙・木タイプ
燃やせる素材からできているので燃えるゴミとして出せたり、トイレに流せたりとお手入れが楽なのが特徴。
<メリット>
- 軽い
- 捨て方が簡単
- 木の方は猫の口に入っても安心
- 値段もそこそこでコスパは普通
<デメリット>
- 固まりが甘い砂は汚れやすい
- 軽いので飛び散りやすい
システムトイレ
システムトイレとは上下に分かれているトイレのことで、
上に「水分だけ下に落ちる消臭効果のある砂」を敷き、下にシートを敷いて上から落ちてきたおしっこを吸収するという機能性トイレのことです。
基本的におしっこの場合は砂は触らず、うんちの時だけ砂の中からすくって燃えるゴミで捨てる。というお手入れ方法になります。
<メリット>
- 頻繁にトイレのお手入れができなくても衛生的に保てる
- シートを捨てるだけなのでお手入れが簡単
- ニオイが発生しにくい
- 1〜3日家を空けても大丈夫
<デメリット>
- 割高(トイレ本体・猫砂・シートの3種類必要)
- 軟便の時に一気に砂が汚れる
- トイレ本体が大きい
このほかにも全自動タイプもありますが、価格が飛び抜けて高くなってしまうので割愛します。
いろんなのがあることは分かったけど、結局どれがいいのかわからないよ
そうですよね。何を基準に選んだらいいのかというと、
飼い主がいちばんお手入れをしやすいもの
を選ぶのがポイントです。
なぜかというと、お手入れがめんどうだと掃除が億劫になってしまうことと、猫は綺麗好きなのでトイレが汚れているとトイレ以外の場所で粗相してしまう可能性があることという理由からです。
毎日のことなので、自分がいかに楽できるかに着目したトイレを選ぶといいですね。
結局どのトイレ・猫砂を選んだらいい?
<トイレ>
- 子猫、老猫、お試ししたいなら浅型タイプ。お手入れもしやすい
- 飛び散りしにくさ・お手入れしやすさ重視なら深型タイプ。
- 来客が多い・ワンルームなどでニオイが気になるならドームタイプ。
<猫砂>
- コスパなら鉱物タイプ
- お手入れのしやすさなら紙・木タイプ
- 家を開ける時間が多い・不規則なライフスタイルならシステムトイレ
全部のトイレを使った私が落ち着いたのは「木の砂+深型トイレ」です。
理由としては、
まずはトイレに関して。
浅型は2匹もいると砂がとにかく飛び散る。
ドームタイプは気付かないうちに排泄物が溜まって不衛生になってしまったので、間をとって深型に。
猫砂に関しては
鉱物タイプは買いに行くのも捨てるのもとにかく「重い」ことと、トイレに流せないと排泄物が部屋溜まるので衛生面やニオイが気になること。
紙タイプは水分を含んだ部分が床に飛び散った場合、気付かずに踏んだら滑ってしまうのが気になりました。ただニオイがいちばん気にならなかったのは紙タイプですね。
システムトイレに関しては、買い物の回数が多くて大変だったこと(砂とシート)と、少しでも水分が多いうんちをしたら猫砂が一気に汚れて結局普通の猫砂と変わらないと感じた。
ということで木の砂に落ち着きました。ひのきの自然な香りで人間にも猫にも優しいです。
⑤首輪
家の中で飼うから、苦しそうだしいいか〜
猫は犬のように散歩しないから首輪は必要ないのでは?
と思うかもしれませんが、
首輪をつけている=飼い猫である
という目印になるので必ずつけましょう。
仮に脱走した時、野良猫であると判断された場合保健所に連れて行かれて殺処分の対象となる可能性も。最悪の事態を防ぐ為に室内でも付けてあげましょう。
苦しそうと感じる時は、飾りのないものをゆるめにつけてあげたり、寝る時は外してあげるなどをすると良いですね。
おすすめはセーフティバックル+鈴つきタイプ。万が一引っ掛けた時に外れる仕組みになっているので、首吊り状態になるのを防げます。
⑥食器類(フード・水飲み)
100円ショップにも売っていることがあります。選ぶポイントとしては
- 軽すぎない
- 深すぎない
- 飼い主がお手入れしやすい
軽すぎると食べにくいので、安定感のあるちょうど良いボウルにエサを入れてあげましょう。器もピンキリですが、最初はシンプルなボウルタイプでよいです。
⑦猫用キャリー
急な病気や異変、災害時に必要です。
病院へは洗濯用ネットに入れて抱えて行く人もいますが、緊急事態は急にやってきます。一つ持っておくべきです。まずは去勢・避妊手術をする時に必要になります。
我が家のキャリーバックはこれ。リュックタイプなら成猫でも重くありません。
子猫ちゃんならシンプルなカゴタイプも。フタをはずして普段のくつろぎベッドにしたり、隠れ家にしてあげると緊急時でも怖がりません。
継続的にかかる費用もある
ここまで全部揃えれば猫を飼うことができます。多いですよね。
しかし、これで終わりではなく猫が生きている限り継続的に費用がかかってきます。
一生面倒が見られるかどうかしっかり考えた上で迎え入れましょう♪
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