購入者から商品を返品したいと言われたのだけど、どうすればいいの?
※今回は、「出品者向け」の記事となっています。
メルカリでは商品に何らかの問題があった場合に、購入者は「返品」を申請することが可能です。しかし、出品者のあなたは要注意!購入者に言われるがままに引き受けると危険な目にあってしまうかも…??
こんにちは、まっしろです。
コロナ禍でメルカリを始め、200件近くの取引を完了しました。
さて、購入者から「返品したい」と言われた時、言われるがままに応じていませんか?もしかしたら相手は悪質な購入者かもしれません。
特にブランド品の返品には注意が必要です!!「私は大丈夫」と思わず、慎重に取引していきましょう。
では、本記事スタート♪
「すり替え詐欺」って何ですか?
「すりかえ詐欺」とは、購入者の元に届いた商品を別の商品にすりかえて返品し、商品を騙し取る詐欺のこと
通常の返品だと思ったあなたは、購入者の元へ送った商品がそっくりそのまま返品されると信じて返品に応じますが、返品された商品は全く別の商品だった!
このように、「すりかえ詐欺」は商品が返品されて初めて気付くことになりますが、その時には時すでに遅し状態。
あなたは商品を無料で相手に渡したことになり、さらに送り返しの送料もかかるわ、相手に個人情報は知られるわでマイナスしかありません(返品にはメルカリ便が使えないため、匿名ではできませんので個人情報を伝える必要があります)
とくにブランド品の取引では
偽物だ!返品に応じろ!
と言って本物は手元に残し、コピー品などの購入した商品とは別物を送り返してくるケースがあるのです。
そもそも返品できる条件って?
- ①届いた商品が説明文と違う・壊れている
- ②偽物、非正規品と思われる商品が届いた
- ③商品が配送中に破損して届いた(メルカリ便)
すり替え詐欺は①か②に当てはめられる商品が狙われやすいです。
①届いた商品が写真や説明文と違う・壊れている
例えば、ブランド品などの型番により微妙に色や柄が違う商品にもかかわらず、説明欄に型番が載っていなくて写真だけ見て購入したけど届いてみたら違うものだった。こんな場合「説明と違うから返品したい」というのは返品する理由として正当となります。でも、出品されている商品と同じ見た目の偽物を手元に持っていながらわざと購入し、偽物の方とすりかえて送り返してくるケースがあります。
②偽物、非正規品と思われる商品が届いた
偽物、非正規品はブランドバッグばかりではなく、デパートコスメなどにも存在します。「本物だと思って買ったら非正規品だったので返品したい」となった場合も返品する理由として正当となります。この場合も同じで、手元にある偽物、非正規品とすりかえて送り返してくる場合があるのです。
「すり替え詐欺」に狙われる出品者の特徴
詐欺師はすり替え詐欺の対象をランダムに狙うわけではありません。そこにはちゃんと理由があるのです。
あなたの出品方法、本当に大丈夫ですか・・・?
本物の証明が甘い
メルカリでは、ブランド品は本物と証明できる状態でしか出品することができません。
しかし実情は、「○○店で購入しました」「直営店で購入しました」という記載だけでも出品可能なのでよく見かける出品方法ではあります。(メルカリから指摘がある場合もあります)
このような記載だけだと「確認が甘い出品者」とも取られ、
へへへ、素人出品者か。すりかえても気づかないな
と狙われる可能性があります。
ブランド品の出品が少ない
気まぐれな感じでぽつりぽつりとブランド品を出品しているケースです。
説明欄が「これでもか!」というほど充実していれば問題ありませんが、説明欄が「〇〇で購入しました」のみで、写真もシリアルナンバーやそのブランドの特徴などが載せきれていない場合。
ブランド品の取引に慣れていないと思われて狙われる可能性があります。
商品の情報が少ない
・型番
・商品の正式名称
・色番
などの正式な情報を書いていないと
ははは、すりかえても証明できないな
と思われたり、写真も1〜2枚だけだと「細かいところまで見ていない」と思われて狙われる可能性があります。
取引件数が少ない
取引に慣れているかどうかが一目で分かるポイントですよね。
初心者だと分かると狙ってくる人もいます。
ブランド品を売るのが怖くなってきた…初心者はブランド品出品は諦めたほうがいいの?
いいえ、そんなことはありません。正しく出品すればすり替えは防ぐことができます。
「すり替え詐欺」を防ぐには?
ポイントは「この人は騙せないな」と思わせること。
一昔前に流行った「オレオレ詐欺」も「オレオレ詐欺」を知っているおばあちゃんは狙う人はいませんよね。
本物の証明をする
- 商品名
- 型番
- 色名
- シリアルナンバー
- 購入証明書
- 購入時の領収書
商品について分かるものは全て記載しましょう。(個人情報はのでないでね)写真もできるだけ多く載せて商品の特徴を残しておきましょう。これだけでも「商品のことを詳しく把握している」ということが伝わるので狙われにくくなります。
写真を残しておく
発送して手元から離してしまうと、「壊れていた」とか「偽物だ」と言われても確認ができないので、さらに細かく写真を撮って残しておきましょう。
出品時と違うことが証明できる手段となります。
説明欄に「すりかえ」というワードを入れる
「すりかえ防止のため、この商品に関しましては返品は受け付けておりません。
ご了承ください。」と書いておいてください!!
メルカリでは、返品を受け付けないという記載は禁止行為ですのでこの記載には効力はありません(書いていても「商品に問題があった時は」返品に応じなければいけません)
この文章は文字通り「返品不可である」ということを伝えるのが目的ではなく、すりかえ詐欺の存在を知っているということを伝えることが狙いです。
クソっ 知ってやがったか
「返品に応じないと低評価を付けるぞ」って言われたのですが
中にはこんな風に脅してくる人もいます。
低評価が増えるとアカウントに傷がつくぞ、いいのか??
低評価はアカウントの信用度にも関わってくるので避けたいが為に泣く泣く応時てしまう人もいます。
しかし、実際のところ1人の(詐欺師の)低評価に威力はありません。
例えばあなたがブランド品専門の出品者だとします。
ずっと高評価がついていたのに低評価が1つ付き、メッセージには「偽物を売られた!悪質な出品者だ」と書かれるとしましょう。
でも、その詐欺師以外のが良かった場合、どちらを信じるかといえば高評価の方の意見です。
仮に偽物ばかり売っている人だとしたらそもそもアカウント停止になっていますし、「返品に応じないと低評価を付けるぞ」なんて言ってくる人はすりかえ詐欺の常習犯なので、その人のアカウントはおかしなことになっているはずです(プロフィールに何も書いていないとか、捨て垢で☆もない、出品物もがゼロの状態とか)
恐るべきは低評価ではない
低評価がついても出品できなくなるわけではありません。
出品者にとって最もイタいのは、出品ができなくなって収入源がなくなることですよね。
悪いことをすればメルカリ事務局がすぐに動きます。
私は低評価が1つでもある人からは買わないわよ
こんな人もいますが、幸いメルカリユーザーは年々増えているのでそんな人ばかりではありません。
「低評価でも気にしない」という方に買って貰えば良いだけですよね。
自分に100%非がなければホクロみたいなものです。気にしなくて大丈夫!
たまに低評価が20件近くついている人もいるけど、
少なくとも19人は低評価を気にせず買ったということになりますものね
どちらも引かない場合
すぐさまメルカリ事務局に報告、相談
正規品でちゃんとした商品を送った
返品は受けられない
偽物だ!返品に応じてくれなきゃ困る
両者で話し合っても埒があかない場合はメルカリ事務局に間に入ってもらいましょう。
基本的に返品に関しては両者で話し合って解決するように記載されていますが、自分に100%非がないと主張できる場合や、理不尽だと感じた場合はメルカリ事務局に相談しましょう。
話し合いが解決しない場合、利益の補填をしてくれるケースもあるようです。
防水は必須です!OPP袋↓
すりかえ防止に「プロテクションタグ」を
すりかえがよく行われるブランド品の取引には「プロテクションタグ」をつけておくと安心です。
プロテクションタグの仕組み
プロテクションタグとは、商品のすりかえを防ぐタグのこと。
「私がこ商品の安全性を保証しているおでその証明として人間の力では引きちぎれないタグをつけておきます!一度外すと効力がなくなります。タグを外すのは自己責任ですが、外したあとは何があっても返品やいかなる意見も受け付けません」という印のことです。
具体的には、商品に巻きつけることのできる「タグつきの結束バンド」のようなもので、一度巻きつけるとハサミか何かで切らない限り、手の力では外すことができません。
商品に巻き付け、タグの部分には出品者直筆のサインを油性ペンで描きます。
購入者にはこのタグを外したら返品できないことを伝えておき、必ず確認して納得した後に切り離して受取評価を行ってもらいます。
ブランド品を多く出品する予定のある方は1本あたり50円ほどで購入できるので用意しておくと安心です。
すりかえ詐欺をしようとしている人は、
そもそもプロテクションタグ付きの商品を購入しません!
「マーカータイ」↓
ブランド品以外にも注意が必要
私はブランド品の出品はしていないから大丈夫だわ
実は、ブランド品以外にも電化製品などでもあり得る話です。
既に持っている壊れた商品と同じ商品を探して購入し「壊れていた」と返品するパターンも考えられます。
電化製品の場合は「発送時は壊れていませんでしたよ」という証明の為に動作確認済みと記載し、動作している写真を撮っておいたり(電源ランプなど)商品の特徴をよーく確認して残しておく必要があります。
配送中のトラブルと証明されれば、出品者も保証を受けることができます(※メルカリ便のみ)
普段から細かく記載するクセをつけよう
どんな小さなものでも、細かくチェックして全て記載するクセをつけておきましょう。
もしトラブルが起きた時の証明にもなります。
私の場合は出品時
- 出品前の状態
- 梱包の状態
を取引完了まで全て写真で残しておくことにしています。
なぜかと言うと、メルカリ初心者の時期の悲しい経験があるからです…
私の悲しいエピソードをひとつ・・・
ある日フタ止めシール付き(フタの半分を覆う幅広テープ)の新品の化粧下地が売れました。
プチプチに包んでジップロックに入れて茶封筒に入れて発送しました。
すると、評価に「かなり古いものが送られてきて中身が漏れていた、最悪だ」と低評価が。
その化粧下地は1年前ほどの購入でそのことも記載しており、さらに幅広のフタどめシールがついていた上からプチプチをぐるぐる巻きにしたので「漏らして運べ」というほうが無理。
しかも値下げに応じたものだったので気分は最悪でした。しかし証明ができないのでどうすることもできませんでした…
このように、発送して手元から離れてしまうといくら正規の商品できちんと梱包していても「証明」ができなくなります。アカウントや利益を守るためにもできる対策はしておきたいものですね。
まとめ
売れたらすぐに梱包できる梱包セット↓
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