「購入を考えているのですが、お値下げは可能ですか?」
のコメントがめちゃくちゃくるんですけど
出品者であればよく来るコメントランキング1位は「値下げ交渉」で間違いないでしょう。
こんにちは、まっしろです。メルカリでの取引回数が200回目前になりました。
値下げ交渉コメント=少なからず購入意思はある→売れるチャンスでもあるのでどうにか購入に繋げたいですよね。
また、自分が購入者である場合も
もう少し安くしてくれたら買いたいのだけど、どうやって交渉すればいいのか分からないよ
という場合もありますよね。
そのような時、お互いどのように交渉していけば良いか、実際の経験も踏まえながらお話していきます。
本記事の内容
・出品者側になった時に「購入」に繋がる交渉の仕方
・購入者側になった時の「値下げ」に繋がる交渉の仕方
本記事の信頼性
・メルカリで約200件の取引経験がある
・本記事の交渉の仕方で購入率がアップしている(出品のみです)
・人間の心理について調べた事も記事に盛り込んでいる
さっそくスタート♪
出品者
まずは出品者の立場になった時、心理も踏まえながらどうすれば購入に繋がるのかをお話ししていきます。
出品者の心理
・できるだけ高く売りたい
・安くてもいいからとにかく手放したい
・早く売りたい
・全ての商品を売り切りたい
このような心理から、値下げ交渉に応じることもありますよね。
いくら買い手が欲しいからと購入者の言葉に流されたり、言われるがままに値下げしていると希望価格で売れないどころかそのやり取りだけで疲れてしまいます。
その為には「これ以上は下げない」という明確な金額を設定しておくことが大切です。
交渉された時の対処法
断りたい
「この商品はまだ出品したばかりでもう少し様子を見たいので今はお値下げが難しいです」
「この商品は出品当初からかなりのお値下げをしているのでこれ以上は考えておりません」
「送料込みの商品ですので、これ以上は考えておりません」
「金額は徐々に変更していく予定ですので、ご希望金額になりましたらご購入下さい」
このままの値段でもいいけど、一応交渉してみて少しでも値下げされればラッキーだな
という場合は、交渉に応じなくてもそのまま購入されます。
断る際に、ただ「無理です」「できません」ではなく、断らなければならない理由を返信することで納得してもらえますし丁寧な印象です。
応じる場合
「あと〇〇円までならお値下げ可能ですがいかがですか?」
「今すぐ購入していただけるのであれば、お値下げいたしますがいかがですか?」
使用期限や賞味期限が切れそうな商品だったり、そうでなくても早く売りたい場合は応じてもいいですね。ですが、この場合ただOKというのではなく、
「必ず、今(もしくは日程を決める)買う」を約束をします。
中には値下げだけ交渉してそのままいなくなる方がいます。そうなると値下げしたまま放置した状態となり、結局その人が買わずに他の人が買うことになれば、ただの値下げ損になってしまいます。
その為にはリアルタイムでコメントのやり取りができているタイミングである必要がありますので、コメントに気づいたら早めに返信するか、時間が経ってしまっている場合は深夜ではなく日中に確実に起きていそうな時間を狙って返信しましょう。
約束してくれても、数時間経っても購入ボタンが押されない場合は金額を戻しましょう。この場合、金額が含まれているコメントは消した方がいいですね。
間を取るという手もある
「この商品はすでに大幅に値下げ済みですので、そこまでのご希望には添えませんが、あと〇〇円ほどであれば可能です」
「この商品はお値下げ済みなのでそこまでは難しいですが、今すぐ購入して下さるのなら〇〇円までならお値下げ可能ですが、いかがですか?」
値下げに応じたいけど、購入者の希望金額が想定よりも安いなぁ
そんな場合は間を取るということもできます。
予算が決まっていたり、ポイント内で抑えたいといった場合は購入されないかもしれませんが、「少しでもいいからとにかく値引きして欲しい」という購入者なら買ってくれる可能性があります。
この時も値下げ損にならないよう、「今すぐ買う」を条件にします。
「お気持ち値下げ」を希望された
「お気持ち値下げしてもらえませんか?」って言われたけど
お気持ちって具体的にどのくらい?
お気持ち値下げ=購入がほぼ決まっており具体的な希望金額はないけど、少し値引きしてもらえたら嬉しい
この場合は金額が少し減ると嬉しいという場合が多いので、おすすめは端数切りです。
1050円だったら50円引きとかそのくらいで大丈夫です。19999円の場合9999円も切るとおかしなことになりますので、19900円にするとか19800円にするとかそのあたりを提案してみましょう。
購入者はキリが良くなるので計算しやすくなりますし、端数くらいであれば大幅に利益がこと減ることもないので利益も守られます。
初心者をターゲットにした悪質なユーザーに注意
まだ取引の少ないターゲットを狙って大幅値下げ交渉する悪質なユーザーがいます。
取引数が表示されているのでどのくらい取引をしたかが分かってしまうのでそこを狙って大幅値下げの交渉をしてくるケースがあります。
初心者はまだ勝手が分かってないこともあり、言われるままに応じると利益が少ないばかりか、その商品を売値よりもはるか高値で転売される可能性もあります。(転売ヤーや業者)
急がなくても商品は売れますので、あまりに大幅であったり怪しい場合は断りましょう。
必ず買うという意味ではないことを頭の片隅に
値下げ交渉に応じたのに急にコンタクトが途絶えることもあります。
これは、同じ商品を出品しているユーザーに同時に値下げ交渉をして、安くなった方から買うという場合に起こります。
コンタクトが途絶えたら値段が書いてあるコメントを削除しましょう。もし欲しければまたコメントされるでしょうがその場合は少し慎重になった方が良いですね。
出品時は希望利益よりも高めの値段をつけておく
・値下げ交渉されること
・徐々に値下げしていくこと
これらを前提に高めの値段からスタートしておきます。
これなら、高めの設定で売れればラッキーですし、値下げをしても当初の予定金額なのでマイナスにはなりません。
また、購入者にとってもお得感が生まれますので一石二鳥です。
値下げはしないと一律で決めておくのも手
最初は私も値下げ交渉に応じていましたがとある理由があ今は一律で受け付けていません。
(この理由は後半の方で載せています)
プロフィールや名前の部分に「値下げ不可」や「値段は徐々に下げるので希望金額になりましたらご購入下さい」などと一言記載しておきます。これでも値下げ交渉してくる方はいますが、自分の中で「値下げはしない」と決めているので迷うことも悩むこともなくなり気持ち的に楽になります。
購入者
では、購入者になった場合どのように交渉すれば良いのでしょうか。
購入者の心理
・少しでも安く買いたい
・新品<安さ
・安くていい物があったら買いたい(ウインドーショッピング)
・自分では手に入れられないレア商品をゲットしたい
メルカリで購入する時=中古でもいいから安く手に入れたい時
正規ルートや新品を求めないということはそのような心理があると考えられます。
だからこそ値下げ交渉がこんなにも多いのですね。
交渉したい時の頼み方
具体的な金額を伝える・値下げの割合を伝える
「こちらの商品が気になっているのですが、〇〇円までのお値下げは可能ですか?宜しければご検討をお願いいたします」
「こちらの商品が気になっているのですが、少しだけ値下げして頂くことは可能ですか?宜しければご検討をお願いいたします」
「買う意思がある」ということを伝えるのがポイントです。
自分の言葉で丁寧に頼んでみましょう。
半額などの大幅に低い金額の提示は、出品者の価格設定を無視している印象ですのでいい気持ちはしませんね。遠慮するのがベターです。
丁寧で正しい言葉遣い
文字のコミュニケーションなので丁寧で分かりやすい文章が理想です。
「こんにちゎ」「ぢゃぁ〇〇円でどぅですヵ?」などの変な文字遣いもNGです。意思疎通が難しい、幼稚である、などの印象を与えてしまいます。
これは購入者に限りませんが「この人との取引は不安」となり売買が成立しなくなる可能性もありますので正しい言葉を使いましょう。
NG交渉例
勝手に決める
「〇〇円なら買います」
「〇〇円にして下さい」
「〇〇円で欲しいです」
具体的な金額を提示するのがいいからと、相手の意思に関係なく勝手に決めるのはちょっと違いますね。
同じ内容でも言い方で伝わり方が変わってきますね。
返事を放置する
例えば
2500円の商品を値下げ交渉したい場合
購入者「2000円で購入したいのですがお値下げ可能ですか?」
出品者「即購入であれば可能です」
購入者「…」
放置。
コメント欄は誰でも見ることができるので、他の人も「2000円まで下がるんだ」ということが分かってしまう為、その出品者はもう2500円では売れなくなってしまいます。
出品者は購入と引き換えに値引きしているので、値下げに応じたにもかかわらず買う買わないか分からない状態で放置されるのは困ってしまいます。
「やっぱり買わない」「少し検討したい」どの場合でもコメントにその旨を残した方が親切ですね。
しつこい
値下げできない人の気持ちを変えるより値下げできる人を探す方が何倍も楽ですしお互い負担も軽いです。
一度断られたら諦めましょう。
馴れ馴れしい
値下げ交渉をするのであれば、挨拶は必要ですしタメ口も印象が悪くなります。
顔を見ながら接する時と同じように、文字でも気遣いを忘れずに。(値下げ交渉しない場合は購入〜完了までノーコメントで問題ありません。挨拶なしでもOK)
プロフィールの内容や名前を読まない
プロフィールや名前にも「値下げ不可」と書いてあることに気づいているのに無視して交渉するのは控えましょう。
とはいえ、商品の先にプロフィールを読むことは少ないと思うので、気づいた時点で交渉コメントを消したり、間違えて交渉した旨を伝えると丁寧です。
どうしてもの場合は「プロフィールを読んだけどどうしてもこの商品をこの値段で譲って欲しい」と読んだ上での交渉であることを一言伝える必要がありますね。
私が値下げ交渉不可にした理由
・やり取りが大変に感じた
メルカリを始めた初期の頃は一気に出品したこともありその分値下げ交渉の回数も増えてしまい、そのやり取りが大変に感じるようになってきてしまいました。
・自分の思った金額で売れない
結局値下げした金額で売ることになるので希望の金額では無くなってしまいます。梱包や発送の労力に比べて釣り合わず「なんだかなぁ…」という時もあり、億劫に感じる時もありました。
・フリマ感覚ではなくお店感覚の方が圧倒的に楽
・フリマ=値下げ交渉がデフォルト
・お店=値下げ交渉はできない代わりにセールなどで値下げを行う期間がある
フリマ値段設定方法は「取引の都度お互いに納得のいく金額を交渉し合う」といった感じですが、それに対しお店は値段を出品者が完全に管理し、「今の期間〇〇円引きにするから気に入ったら買ってね」
という感じです。
この方が交渉の手間がなくなるので出品者は圧倒的に楽です。取り引きも迷うこともなくなりました。
・売れ行きは値段じゃないことに気づいた
冬場に300円にしても売れなかった半袖Tシャツが夏場1000円で売れた。など、結局は値段ではなくタイミングであることに気づきました。
=売れるシーズンを選んで出品すれば無理に値下げ交渉に応じなくても希望金額で売れる。
そのシーズンに売れない物は在庫として置いておき、シーズンになったら再出品したり内容編集で上位表示させたりするだけで自然と売れていきます。
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お互いがwin-winになれる取引を目指したいものですね。
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出品時のサイズ計測に便利なスケール。梱包後の商品を通すだけで配送料が分かる優れもの。↓
他にもメルカリに関する記事を書いています。
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