暑い日に熱いものを食べるといいってホント?
こんにちは、まっしろです。
部屋の中にいてもどんより暑い日が続いていますね。でもこの暑い感じ、嫌いじゃない…ふふふ
さて、大人からよく言われませんでしたか?
暑い時こそ熱いものを食べるんじゃよ
「じゃあ寒い日には冷たいものを食べるといいの?」とへりくつを言った記憶がありますが、暑い日に熱いものを食べると余計暑くなりそうだし食欲も湧かないし…とつい冷たいものばかりに手が伸びてしまいますよね。
「暑い日に熱いものを食べると体にいい」というのは間違っていなかったのです!
この記事を読み終わるころには熱々の食べ物を食べたくなっていることでしょう。
今回は
- 暑い日に熱い食べ物を食べるのがいいのはどうして?
- 熱いものを食べることによる健康効果
- 冷たいものより熱いものの方が涼しくなる!?
をテーマにお話ししていきます♪
暑くなると冷たいものが欲しくなる
暑い日に食べたいものといえば…
- かきごおり
- キンキンに冷えたビールや甘いジュース
- アイス
- そうめんや冷やし中華
とにかく冷たくてさっぱりしたものが食べたくなりますよね。
お風呂上がりのキンキンに冷えてやがるあのビールは格別です。
カイジの気持ちが分かります。サイコー!
しかし、冷たいものをたくさん摂ると体の中ではある変化が起きます。
冷たいものを摂りすぎるとどうなる?
体の血流が悪くなる
冷たいものって一気に食べたり飲んだりできてしまいますよね。
急激に冷たいものを摂ると、血流が悪くなりさまざまな弊害が起きてしまいます。
内臓が冷える
冷たいものを摂ると内臓が冷えます。内臓が冷えると
- 肩こり
- 頭痛
- 不眠
- 食欲不信
- 腹痛・下痢
極端に体を動かしたわけではないのにどっと疲れた感じがするのは体の「冷え」もひとつの原因なのです。
とくに白砂糖がたくさん含まれた甘いジュースは体を冷やす原因になりますのでほどほどに。
むくみ
血流が悪くなると水分の代謝がうまく行われなくなり、行き場を失った余分な水分が体に滞ることでむくみの原因になってしまいます。
老廃物も排出されにくくなるのでより体の不調につながります。
日頃むくみやすいと感じている方は飲み物を常温にするだけでもだいぶ改善されます。
消化機能が低下する
血流が悪くなると代謝が鈍ることで消化機能が低下する。ということも挙げられますが、消化機能が低下してしまうもうひとつの理由として、消化液が薄まるということが挙げられます。
とくに冷たい飲み物はごくごくと一度に多量に飲むことができますよね。
水分を一気に摂ると消化に不可欠な唾液や胃液が薄まり、うまく消化吸収されず便秘や下痢の原因にもなってしまいます。
冷たいものを摂る時は、摂り方に注意する必要がありますね。
じゃあ、熱いものはどうして体にいいの?
熱いものが体にいい理由
暑い日におでんや鍋ってあまり食べたい気分にはならないかもしれませんが、実は熱いものにはさまざまな健康効果があります。
食欲増進効果
血流が良くなることで体の調子が良くなり、食欲増進効果が期待できます。
夏になると夏バテで食欲がないという方は、冷たくして食べることが多いそばやそうめんも温めて食べるとよいでしょう。
発汗作用で涼しくなる
カレーやラーメンを食べると汗をかきますよね。
熱いものを食べることで汗が出ることを「温熱性発汗」といい、汗を蒸発させることで体を冷やそうとしているのです。涼しくなりたい時は冷たいものを食べるより熱いものを食べた方が健康的に体を冷やすことができます。
ちなみに辛いものを食べて汗をかくことを「味覚性発汗」といいます。
体が「辛味=暑い」と認識することで体を冷やそうとするために発汗が起こります。味覚性発汗は主に顔や頭に汗をかきます。
そういえばラーメン屋ではみんな汗だくですよね
代謝向上
血流が良くなることで循環が良くなり、老廃物の排出が促進されて代謝がよくなります。
よって、便秘や肌荒れなどの改善が期待できます。
早食い防止で食べすぎを防ぐ
熱いものは物理的に早食いができませんよね。
早食いをするとつい食べすぎてしまうのは、満腹感を感じる前に次々に食べてしまうからです。
フーフーしながらゆっくり食べることで満腹感を感じやすくなり、食べ過ぎを防止することができます。
じゃあ、暑い空間で熱いものを食べると最強に健康になれるということか!
いいえ
熱いものは体にいいことは分かりましたが、高温多湿の環境で食べるのは体調を悪化させる場合があります。
高温多湿の場での「熱いもの」は注意
高温多湿では発汗しにくいため、体調を悪化させてしまう場合があります。
扇風機や空調を使って調整しながら食べましょう。
それでもやっぱり暑い時に熱いものは極力食べたくないです…
そうですよね。
そんな時は体温調節をしてくれる食材を取り入れてみてはいかがでしょうか。
体温調節してくれる食材
発汗作用のある食材
- にんにく
- ショウガ
- ミョウガ
- らっきょう
- スパイス類(シナモン 唐辛子 山椒(花椒)など)
生ショウガのピリリと辛い成分は「ジンゲロール」と呼ばれ、火を通したり乾燥させたりすることで「ショウガオール」という成分に変化します。ショウガオールは血流を促進して発汗作用を促してくれます。
火を通して食べるのがおすすめ。
保存にも向いているショウガパウダー。生ショウガって傷みやすいので乾燥パウダー状だと扱いやすい↓
体を冷やす食材
- きゅうり
- トマト
- ゴーヤ
- なす
- おくら
- ほうれん草
- 白菜
- セロリ
- スイカ
- メロン
- マンゴー
- キウイ
夏野菜にはカリウムがたっぷり含まれ利尿作用があります。ビタミンをたっぷりと摂りながら健康的にクールダウンしてくれるので積極的に摂りたい食材たちですね。
乾燥ゴーヤ↓
おすすめメニュー
- スパイスたっぷり夏野菜カレー、らっきょう添え
- すりおろしショウガを入れたショウガ紅茶
- ショウガたっぷり豚汁
- ショウガ、ミョウガ、ネギなどの薬味たっぷりにゅうめん
- 山椒が決め手の麻婆豆腐
- ご飯がすすむ!なすと豚ひき肉の炒め物に唐辛子を振りかけて
- ツナ缶、トマト、にミョウガを混ぜたさっぱりサラダ
- 塩もみするだけ!きゅうりと茄子の簡単浅漬け
グルテンフリーで健康志向のカレー粉↓
まとめ
- 冷たいものは一気に摂らない(代謝低下、むくみの原因)
- 熱い食べ物は血液や水分の循環をよくしてくれる
- 熱いものが苦手な場合は効果的な食材をうまく取り入れよう
暑い日にはあえて熱いものを摂って健康になりましょう♪
コメント